消化器内科は、主に食道・胃・小腸・大腸などの消化管と肝臓・胆嚢・膵臓の疾患を担当しています。2000年ころまでは、南空知地区に消化器疾患を専門的に診る病院がなく、多くの患者さんが札幌にある病院で治療を受けていました。当科では消化器疾患もつ患者さんが、南空知地区で標準的な治療を受けられるよう診療の幅を広げてきました。2018年4月現在5名の常勤医と1~2名の研修医で診療にあたっております。
消化管疾患は主に内視鏡検査を用いて検査をします。2016年は上部消化管内視鏡検査約2,100件、下部消化管内視鏡検査約1,200件を行っています。通常の内視鏡検査に加えて、患者さんの負担が少ない経鼻内視鏡検査や小腸疾患に対してはダブルバルーン小腸内視鏡検査なども行っています。ポリープ切除や早期癌に対する粘膜剥離術など内視鏡的治療も積極的に行っております。
肝臓・胆嚢・膵臓などに対しては超音波、CT、MRI検査はもちろん、内視鏡検査の一部である胆管膵管造影検査(ERCP検査)、超音波内視鏡検査を駆使し、より正確な診断を行っております。
消化器癌については、内科で行う内視鏡治療、化学療法(抗癌剤治療)に加え当院外科と連携し外科治療など適切に判断してまいります。
特定疾患である潰瘍性大腸炎やクローン病も当科で診療を行っています。薬物治療に加え、白血球除去療法や生物学的製剤など利用し治療に当たっています。C型慢性肝炎、B型慢性肝炎など長期に治療が必要な慢性肝疾患について、インターフェロンや抗ウイルス製剤など利用し積極的に治療を行っております。
当院は南空知の二次救急病院でもありますので、消化器疾患の救急疾患にも対応しています。吐血・下血をきたす消化管出血に対する内視鏡治療、急性胆道感染に対する経皮的または内視鏡的ドレナージなども緊急で行うこともあります。
当院で消化器疾患全般を診るのが理想ではありますが、全てを網羅することはできませんので当院で対応できない疾患・病態についてはより専門性の高い病院をご紹介することも行っています。担当者にご相談ください。
日本消化器病学会 関連施設
日本内科学会 教育関連施設
副院長
消化器、総合内科
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
診療部長
消化器(主に胆・膵疾患)
日本内科学会総合内科専門医、指導医
医長
臨床腫瘍学(消化器悪性腫瘍に対する薬物療法)
日本内科学会 認定内科医
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医
日本消化器病学会 専門医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
博士(医学)(北海道大学)
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了
医長
医長
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会専門医
日本肝臓学会肝臓専門医
博士(医学)(北海道大学)
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了