当院心療内科は入院中の患者さまの精神症状の緩和を目的に開設されました。
入院中の患者さまの病棟主治医から依頼を受けた心療内科医が病棟に往診に参ります。 沢山の人数の入院患者さまの診察・治療をする予定です。その為に外来患者は原則として 受け入れていません。
(上記の例外として1週間に1回・1回45分間の心理療法をうける患者さまを外来患者として 診察しています。ただし1週間に数名しか外来患者をみることは出来ません。診療枠に若干 の空きがある場合が有りますので、新たに1週間に1回・1回45分間の心理療法を受けたい患者さまは下記の電話番号に問い合わせて下さい。担当の者が説明を致します。)
上記で説明しましたように心療内科の外来部門の新患は電話でのみ受け付けています。下記の電話番号に電話をしますと心療内科の担当者が以下に示しました1〜4の要件を あらためて口頭でお伝えします。この1〜4の要件を満たす患者さまのみを新患として受け入れています。
さて1週間に1回・1回45分間の心理療法の適応となる患者さまの要件としては以下のようなものがあります。
- 45分間の大部分は患者さまが自分の心に浮かんでくる事などを話すことになります。その為に話す内容が思いつかないという方は対象になりません。
- また患者さまは自分の弱い部分、過去にあったつらい体験に45分間の中で向き合うことになります。その為に或る程度の自我の強さがある方でないと対象になりません。
- 1週間に1回のみ治療者に会います。次の面接までの1週間は原則として治療者とは会えませんし電話で話をすることも出来ません。このような別離と再会を繰り返す事は治療を促進させると言われています。その為に1週間の空白に耐えられない方は対象になりません。
- また明らかに精神病の症状がある方も原則として対象になりません。
おおまかに言ってこのような要件があります。
これらの要件を満たし、1週間に1回・1回45分間の心理療法を受けたいと希望する方は電話を受けた心療内科の担当者が指定(予約)する日時に第1回目の診察を受けに来院して頂きます。
第1回目の診察で医師からみても1週間に1回・1回45分間の心理療法をうけてみる適応が有ると判断された患者さまのみが導入となります。
実際に導入となる患者さまは来院された方の中でも少なめであると予想しています。 導入にならなかった患者さまには“心療内科ではなくて精神神経科に通院することをお勧めします”などをお伝えすることになります。また1週間に1回・1回45分間の心理療法の開始後に病状の変化がみられ、1〜4の要件のいずれか1つでも満たさなくなった場合には“現在おこなっている心理療法は中止します。改めて精神神経科を受診して下さい”とお伝えすることがあり得ます。
最初に申し述べました通り、心療内科では1週間に数名しか外来患者をみることが出来ません。その為に1週間に1回・1回45分間の心理療法の適応が有ると判断されても、診療する枠が満杯である為に、実際の導入までに相当長い期間を待たなければならない場合もあります。
- 心療内科の診療時間 火曜日〜木曜日の午後(完全予約制)
- 問合わせ先岩見沢市立総合病院 心療内科外来(22-1650 内線:2024)
医長
精神分析的心理療法、精神医学と現象学
日本精神神経学会専門医、指導医
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
精神保健指定医
私は20年来、北海道精神分析研究会に所属しています。
同研究会では症例発表・症例検討会での助言者・精神分析セミナーの講師などをして研鑽を積んできました。今までの成果を活かして1週間に1回・1回45分間の心理療法をおこなっていきます。
また同会の会員達より緩和ケアの大切さ・やりがいのある事も予々教えを受けていました。緩和ケアに関しても今後は力を注いでいく予定です。