当科は地域の方々が安心して受診していただける眼科を目指しています。
眼の疾患全般を対象としますが、特に(1)白内障、(2)緑内障、(3)網膜硝子体疾患の治療に力を注いでいます。
(1) 白内障は経過観察から適切な時期に手術をお勧めしています。手術は極小切開法という眼に対する負担の小さな方法で行っています。(平成28年度白内障手術1,324件)
(2) 緑内障は早期発見、早期治療が大事です。主に点眼薬による進行予防の治療を行います。薬物治療では進行を防げないような重症の方では手術を御相談いたします。(平成28年度緑内障手術9件(レーザー手術を除く))
(3) 網膜硝子体疾患(糖尿病網膜症、網膜前膜、網膜剥離、眼底出血など)は最新の機器の導入することで充実した診断、治療を行えるようになりました。光干渉断層画像は眼に一瞬の光を当てるだけで撮影できる新しい検査法です。従来の眼底カメラでは分からなかった網膜の断面を観察できるので、詳しく正確な診断ができるようになりました。眼底疾患の治療には内服薬、レーザー、そして網膜硝子体手術がありますが、当院では平成21年より新しい網膜硝子体手術機械を導入いたしました。これまで札幌の専門病院に依頼していた手術が当院でも行えるようになりました。(平成28年度網膜硝子体手術171件(硝子体注射を除く))
近郊の医院、病院からも多くの患者さんを御紹介いただき受け入れています。入院の必要な手術は当院で行って、退院後はお近くの主治医の先生に診ていただくことができます。
更に当科では以下の特別外来診療(予約制)を行っています。ご希望の方はまず一般外来を受診のうえご相談ください。
札幌医科大学眼科教授 大黒 浩先生:緑内障、網膜硝子体疾患(1ヶ月に1~2回)
札幌医科大学眼科准教授 橋本雅人先生:眼窩-神経眼科疾患(1~2ヶ月に1回)
日本眼科学会 専門医制度研修施設
医長
緑内障、網膜硝子体
日本眼科学会専門医
医員