呼吸器内科は胸部異常陰影の検査をはじめ、肺癌、肺炎、間質性肺炎、気管支喘息、肺気腫、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など広く呼吸器疾患の診療をしています。
高性能CT(マルチスライスCT、3次元CT)、MRI、核医学検査があり、画像検査が正確かつ迅速にできます。気管支鏡検査では、同軸型の細径エコープローブを用いることにより、肺野末梢病変の診断率が向上しています。コンベックスタイプの超音波気管支鏡で縦隔リンパ節へのアプローチを行っています。内科的胸腔鏡を用いて胸膜炎の診断も行っています。
市中肺炎に関しては、迅速喀痰検査を導入し、起因菌の同定を行っています。最近1日1回投与の抗生剤(内服、点滴)が増えており、軽症例は外来で治療が可能です。
肺癌に関しては、上記画像検査や気管支鏡検査を行います。治療としては各種抗癌剤による化学療法や放射線療法、手術(外科に依頼)などを行っています。化学療法は投与時間が短縮され、外来治療が可能です。当院は放射線療法が南空知地区で唯一行える施設であり、北大放射線科医師(週2回診察)と協力して治療に当たっています。
気管支喘息や肺気腫、COPD(慢性閉塞性肺疾患)は最近様々な吸入ステロイド薬や気管支拡張薬、合剤が開発され、治療に役立っています。慢性呼吸不全の患者さんには在宅酸素療法も施行しています。 睡眠時無呼吸症候群に関しては、外来でスクリーニングをし、1泊入院で業者や検査技師の方と協力して、スリープスタディー(睡眠ポリグラフ)を行います。中等-重症の患者さんにはnasal CPAP(鼻マスクをして、閉塞する上気道に空気を送り込み、無呼吸を改善させる、持続陽圧呼吸法)も行っています。
日本呼吸器学会 認定施設
日本呼吸器内視鏡学会 認定施設
日本内科学会 教育関連施設
医務局長
内科、呼吸器科
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医、指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医、指導医
診療部長
呼吸器科
博士(医学)(北海道大学)
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了
医長
呼吸器科
医長